昨日は今季初のレベスタ観戦でした。


父が還暦過ぎたので、『シニア アビスパde健康教室』に参加しました。いつもと違って改装されたレベスタの裏側を見せていただくことができました(ロッカールームやピッチ、5階のVIPルーム?)試合開始3時間前でしたが、凄く有意義な時間を過ごすことができました。そのため昨日はバックではなくアウェイ寄りのメインスタンドでの観戦でした。



スタメンは
GKセランテス
DF菊地
DF吉本
DF篠原
MF松田力
MF喜田
MF田邉
MF石原
MF木戸
MF石津
FW森本


實藤、城後、鈴木惇がベンチ外。またイタリア移籍濃厚とされていた冨安も観戦に来ていたようです。試合は7分に右サイド松田力のクロスがDFにクリアされるも跳ね返りを森本がボレーで決めて先制。さらに27分にはまたも松田力が右サイドをドリブルでえぐるとDF菊池流帆に倒されてPKを獲得!しかしこれを森本がGK吉満にストップされて追加点ならず。すると32分に山口はコーナーキックから楠本がニアで合わせてすぐさま同点に。それでも37分。喜田が奪って木戸へ。木戸のパスに松田力がクロス。これに石津が合わせてアビスパが逆転!前半は2-1で終えます。

53分に三幸がボールを持ち込むも、木戸がチェック。しかし跳ね返りが山口FW山下敬大に入り、うまく反転してシュート。これが決まって山口が同点に。アビスパは森本をさげて前川を木戸に代えてヤンドンヒョンを投入します。しかし逆転したのは山口。左サイドでワンツーで抜け出した山口DF瀬川のクロスを石原がヘディングでクリアするもクリアが山口FW高木大輔に渡り、シュート!これが篠原に跳ね返ってゴールイン。山口が逆転。さらに90分。山口のカウンターで山下にボールが渡るとセランテスが飛び出しますが、その際に脚を滑らせます。山下はそれを見てループ気味にシュート。これが無人のゴールに決まって4点目。万事休す。試合は2-4で敗戦。全アビスパサポーターががっくりしてしまう敗戦となりました。



<1トップ森本が効いていた前半>
ウォン・ドゥゼェ出場停止。城後、鈴木惇という主力不在で思いっきりスタメン変えてきました。今回のスタメンの良かった点としては、森本の存在ですね。ドンヒョンと比べて足元でボールを収めてくれるし、前線からの守備もしっかりやってくれる。PKは外しましたが、今季初ゴールを挙げることができたシュートの精度はやはりストライカーですね。森本の復調はこのゲームの数少ない収穫ではないかなと。あとは2アシストとなった松田力もクロスやドリブル突破などかなり効いていたと思います。


山口の霜田監督はGK吉満が森本のPKをストップしたことがゲームの流れをつかむきっかけとなったと話していたそうですが、個人的には同点に追いつかれながらも逆転して前半を終えたことということを考えるとPKストップは仕方なかったですが、前半は上出来だったかなと思います。


<修正力と戦力不足の差が響いた後半>
では問題の後半です。山口は中盤の佐々木匠を早々に下げて佐藤健太郎を投入しました。山口としては前線でハイプレスを仕掛け、セランテスにロングボールを蹴らせる→菊池流帆・楠本のCBでそのロングボールを跳ね返す→セカンドボールを中盤の選手たちが拾う→攻撃に入るとという流れを後半はずっと作っていました。佐々木匠は正直試合を通して消えているように見えたので、佐藤健太郎投入して中盤を安定させた修正力がさすがでした。前半に比べて三幸がボールを持ちあがるシーンが増えたのもこのおかげではないかなと。

あとは両サイド(アビスパでいうと両WBのところ)の攻防ですね。石原と高木大輔、そして松田力と瀬川のマッチアップのところですね。前半松田力はドリブル突破やクロスを挙げながら、右サイド破られないようにしっかりと上下運動を繰り返していました。石原は3失点目のミス以外は高木大輔に突破を許していなかったのですが、いくら運動量がある松田力でも後半途中から運動量が落ちて瀬川についていくのがきつくなったのように見えました。逆転された3失点目は松田力をワンツーでかわし、余裕をもってクロスを挙げられたところから見てここを突破することが狙い目立ったように感じます。(瀬がダメでも田中パウロ淳一を投入していましたので、そこのサイドを突くという意図があったと思っています。)


ではアビスパの方はというと輪湖が欠場中のため、右WBを任せられそうなのがいません。まず本職右サイドバックがいないというのもありますが、可能性としては新人の桑原を投入して石原を右に回すか。ミコルタを右WBに投入するかのどちらかしか手はありませんでした。また中盤の安定という意味では城後の中盤起用も昨日はできませんでした。昨日のサブ組を考えると前線の3枚を変える以外の手がなかったです。ファビオはそれでもうまいことなんとか修正しようと石原をサイドハーフで起用したりと工夫はしていましたが、新人監督の久藤監督にそれを求めるのはかなり酷かなと。それを考えると何度も言いますが、少数精鋭の弊害が出ていると考えます。一つ上の順位の栃木が一気に2名を補強しました。今の順位を考えると一刻も早い補強が急がれます。



<前半戦最後が裏天王山!クラブは危機感を感じているか>
明後日ホームで天皇杯鹿児島戦がありますが、問題はそのあとです。次節はホームで前半戦ラストの最下位岐阜戦です。現在の順位を考えると『勝ち』以外許されません。久藤監督になって4戦勝ちなしで失点も増えています。(失点が増えているということろがかなり不安)いずれにせよ昨日の負けは今シーズンの不調を表しているかのような試合で私も含めて多くのアビスパサポーターががっくりきていまいました。個人的にはJ3だけは絶対避けてほしいところですが、選手スタッフそしてフロント含めて今の順位で降格してしまう危機感がるのか?フロントが現在どう感じているのか知りたいところですね。


去年の京都はJ3降格危機になってなりふり構わず補強して残留しました。お金のこともありますが、正直それくらいやらないとこの状況を脱することができないかもと思ってしまいます。トンネルの出口は見えるのか?不安でしかないです(><)

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