初瀬の神戸復帰、加藤がまさかの長崎移籍、そして柏から菊池大介獲得とリリースが凄いですが、明日にも新体制が発表されるので、そこでまたいろいろ見ていきたいと思います。それよりも今日は昨日発表になった末吉の引退について書きたいかなと思います。

昨日J3の相模原を契約満了で退団した元アビスパのMF末吉隼也が引退を発表しました。


末吉は2010年にアビスパに入団。1年目から同期入団の中町とのボランチコンビで躍動。J1昇格の立役者となりました。2013年に鳥栖へ禁断の移籍。鳥栖では活躍できずに翌年は大分へ期限付き移籍。昇格へあと1っ歩というところで2015年アビスパに復帰すると今度は鈴木惇とのボランチコンビで史上最強の3位、そしてプレーオフを制し、2度目のJ1昇格に貢献してくれました。しかし2016年途中から三門にポジションを奪われ、翌年は冨安、山瀬、ウォンの加入などで完全に序列を下げてしまい、2017年末に契約満了で退団。2018年は岡山、昨年はJ3の相模原で活躍しましたが、昨年末に相模原を退団。トライアウトに参加しましたが、移籍先が決まらずに昨日現役引退を発表しました。


管理人は末吉とは同い年なんですが、どういうわけかわかりませんが、彼は年下のイメージがありました。しかし冷静に考えると彼が入団した年に私も社会人になっているし、なんなら4月で福岡を離れた私と違って彼は1月からプロサッカー選手としてスタートしましたから、社会人でいうと先輩じゃないかと思う次第であります。そんな同い年の末吉の引退はなんか思うところがあって、もう同い年の選手が、しかも間近で見た選手が引退してしまうのかなと思うと残念でなりません。
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↑2010年の開幕戦*デジタルカメラでの撮影



<2回の昇格に貢献>
また忘れてはいけないのが、末吉が2010年代のアビスパの2回の昇格の立役者ということもあります。2010年、2015年両方の昇格でボランチの一人は末吉でした。末吉と組んだボランチの相方である中町は2010年10ゴール、鈴木惇は2015年9ゴールとどちらもいいコンビだったと思います。個人的には2015年の末吉が個人的に見た中で一番良かったかなと。中村航輔と同じくらい見ていて頼もしかったという印象がありました。個人的には2015年の20周年記念試合で決めたATの決勝ゴールは生で見て鳥肌が立ちました。

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↑2015年20周年記念試合の札幌戦


昨年相模原でも1ゴール5アシストを記録していてまだまだやれると思われたのですが、引退は本当に残念でしょうがないです。ただ本人が決められたことなので、第二の人生へ向かう末吉を応援したいと思います。どんな形でもいいのでアビスパに戻ってきてほしいですね。できれば坂田の時のようにセレモニーとかもあっていいような気がします。




末吉選手10年間本当にお疲れさまでした。そしてありがとうございました!!
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